村上春樹を読む
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村上春樹を読む 目次



村上春樹には現代の地球社会の常識を超えるところがある。彼の作品には、暴力やセックスやたばこやアルコールといった不道徳なテーマが充満している。村上の小説に出てくる若者たちは挨拶がわりにセックスをするし、海辺のカフカの少年は自分の母親と、それと知っていながらセックスをする。また、自分の姉かもしれない女性にセックスを迫ったりする。一方、暴力シーンを描くことについては、村上春樹だけの専売特許ではないが、村上の場合には、そうした暴力を否定しているわけではなく、逆に暴力は人間性に根差したものであるかのような書き方をするものだから、ナチス並みの暴力礼賛論者と受け取られかねないところがある。

そんな村上春樹の世界を一言で現わせば、豊穣の世界ということになろう。ここではその村上春樹の豊穣な世界について、作品のテクストに即して読み解いていきたい。



村上春樹の小説「風の歌を聴け」を読んで
村上春樹の小説「1973年のピンボール」を読んで
女性としてのピンボールマシン:村上春樹の世界
村上春樹の小説「羊をめぐる冒険」を読む
ビールとタバコとセックス:村上春樹の世界

村上春樹作「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
太った娘:ハードボイルド・ワンダーランドの同伴者
図書館員の女の子:二つの世界をつなぐ女性
心と影:世界の終り

村上春樹作「ノルウェイの森」を読んで
同性愛のテーマ:ノルウェイの森
小林緑:ノルウェイの森のもう一人の女性

村上春樹の小説「ダンス、ダンス、ダンス」を読む
霊感少女ユキ:ダンス、ダンス、ダンス
五反田君:ダンス、ダンス、ダンス
セックスパートナーとしてのメイ:ダンス、ダンス、ダンス
村上春樹の警察嫌い?:ダンス、ダンス、ダンス

村上春樹「国境の南 太陽の西」を読む

村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」
人間の皮を剥ぐ:ねじまき鳥クロニクル
バットで人を叩き殺す:「ねじまき鳥クロニクル」における暴力
異次元空間への通路としての井戸:ねじまき鳥クロニクル
苦悩としてのセックス:ねじまき鳥クロニクル
夢、幻想、霊魂:村上春樹の世界
鳥たちのタイトル:ねじまき鳥クロニクル

スプートニクの恋人:村上春樹の世界

村上春樹の小説「海辺のカフカ」
「海辺のカフカ」の文体:村上春樹の世界
村上春樹のトランスジェンダー観
母子相姦:海辺のカフカ
姉なるもの:海辺のカフカ

村上春樹作「アフターダーク」を読む
少女のイニシエーション:村上春樹「アフターダーク」

1Q84:村上春樹の世界
ふかえりと空気さなぎ:1Q84
青豆の処女懐胎:1Q84
青豆の女友達:1Q84
猫の町:1Q84
親子とは:1Q84
奇妙な探偵牛河:1Q84
死に方は選べる:1Q84
ヤナーチェクのシンフォニエッタ:1Q84
大麻を吸う:1Q84
さきがけとあけぼの:1Q84
物語の仕掛けと語り口:1Q84

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年:村上春樹を読む
灰色と緑色:村上春樹を読む

村上春樹「騎士団長殺し」を読む
アンシュルスと南京事件:村上春樹「騎士団長殺し」
即身成仏と異界の穴:村上春樹「騎士団長殺し」
イデアとメタファー:村上春樹「騎士団長殺し」
同時に複数の男と性的関係を結ばない:村上春樹「騎士団長殺し」
車の型式:村上春樹「騎士団長殺し」
東日本大震災:村上春樹「騎士団長殺し」

中国行きのスロウ・ボート:村上春樹の最初の短編小説集
村上春樹「カンガルー日和」
村上春樹「蛍、納屋を焼く、その他の短編」
村上春樹「回転木馬のデッドヒート」
村上春樹「パン屋再襲撃」
村上春樹「TVピープル」
レキシントンの幽霊:村上春樹の短編小説集
神の子どもたちはみな踊る:村上春樹の世界
かえるくん、東京を救う:村上春樹の世界
村上春樹作「東京奇譚集」を読む
村上春樹「女のいない男たち」を読む

村上春樹「村上朝日堂」
村上春樹「村上朝日堂の逆襲」
村上春樹、安西水丸「ランゲルハンス島の午後」
村上春樹・糸井重里「夢で会いましょう」
村上春樹、安西水丸「日出る国の工場」
村上春樹「村上朝日堂はいほー!」
村上朝日堂はいかにして鍛えられたか
村上ラジオ
おおきなかぶ、むずかしいアボカド
村上春樹「サラダ好きのライオン」

若い読者のための短編小説案内:村上春樹の作家論

村上春樹、河合隼雄に会いにいく
村上春樹「意味がなければスイングはない」を読んで
夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです:村上春樹の創作姿勢
走ることについて語るときに僕の語ること
村上春樹「小澤征爾さんと音楽について話をする」
グスタフ・マーラーを語る:小澤征爾と村上春樹
文章の音楽性:村上春樹と小沢征爾の対話から
村上春樹のカタルーニャ国際賞スピーチを読む
村上春樹氏がボストン・マラソン・テロについて語る
村上春樹・和田誠「ポートレイト・イン・ジャズ」を読んで
村上春樹「職業としての小説家」

村上春樹「遠い太鼓」
村上春樹「雨天炎天」
やがて哀しき外国語:村上春樹のアメリカ便り
うずまき猫の見つけかた
村上春樹「辺境・近境」
村上春樹「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」
シドニー!:村上春樹のオリンピック観戦記

村上春樹「アンダーグラウンド」を読む
システムの不全と現場の良心:村上春樹「アンダーグラウンド」
村上春樹「約束された場所で」を読んで

村上春樹訳「グレート・ギャツビー(Great Gatsby)」を読む
村上春樹訳「ロング・グッドバイ(The Long Goodbye)」を読む
村上春樹訳「ティファニーで朝食を」を読む

翻訳夜話:村上春樹、柴田元幸、翻訳を語る
サリンジャー戦記:村上・柴田のサリンジャー談義

川本三郎の「村上春樹論集成」を読む
内田樹「村上春樹にご用心」を読む
丸谷才一氏の村上春樹評
加藤典洋「村上春樹は、むずかしい」
内田樹「もういちど村上春樹にご用心」

村上春樹がノーベル賞と無縁なワケ



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作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2012
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